引き続き、医学・歯学教育に携わるお立場を代表し、高瀬圭東北大学医学部長代理、小坂健東北大学歯学部長、柴田近東北医科薬科大学医学部長から、また、医療従事者を代表し、宮城県医師会会長ご欠席（メッセージを当会役員より代読）、宮城県歯科医師会会長代理泉谷信博様から篤志献体への謝意を込めたご挨拶をいただきました。

続いて、将来を嘱望される学生を表彰する当会の２つの奨学奨励賞の授与式が執り行われました。

解剖学実習に真摯に取り組み優秀な成績を収めた学生に贈られる《令和６年度鹿野記念奨学奨励賞》は、次の５名の学生に授与されました。
　東北大学医学部医学科３年　　長谷部　由　さん
　東北大学医学部医学科３年　　辰野まな佳　さん
　東北大学歯学部３年　　　　　小久江優希　さん
　東北医科薬科大学医学部３年　青栁　花穂　さん
　東北医科薬科大学医学部３年　田﨑　健人　さん

また、臨床実習の現場で患者に寄り添う姿勢を高く評価された学生に贈られる《令和６年度笠原賞》は、次の３名の学生に授与されました。
　東北大学医学部医学科６年　　北山智沙子　さん
　東北大学歯学部６年　　　　　佐藤　莉帆　さん
　東北医科薬科大学医学部６年　﨑本有梨亜　さん

授賞式に続く各学生のスピーチは、いずれも篤志献体に対する深い謝意と心ある医療人を目指す瑞々しい希望にあふれており、会場では大きく頷く方々の姿もみられ、８人の未来に期待する大きな拍手が送られました。

会務報告では、事務局より昨年度の事業報告のみご報告させていただきました。

記念講演は、「超高齢社会における認知症診療―東北大学病院における30年の経験から―」と題し、安川一理事長の進行で東北大学名誉教授・医療法人星陵会仙台すこやかクリニック非常勤医師荒井啓行氏にご講演いただきました。

長年、認知症診療に携わってこられた荒井先生、様々な事例を挙げていただき、非常に分かりやすくお話を進めてくださいました。

なお、このご講演の内容は、会報「しらぎく」６５号に掲載予定です。

ご参加くださいました会員のみなさま、お疲れ様でございました。

また、前日からの会場設営や当日の運営について、東北大学医学部・歯学部、東北医科薬科大学医学部の職員はじめ東北大学病院看護部看護師の皆様には大変お世話になりました。この場をお借りして、心よりお礼申し上げます。