令和元年11月29日(金)午前10時より、仙台市葛岡墓園内にある東北大学納骨堂にて、今年度の納骨式が執り行われました。
快晴とはいえ、年末の寒さにも匹敵する冷え込みなか、二組のご遺族も参列されました。

東北大学並びに東北医科薬科大学関係者、当会役員の手により、42体のご遺骨は、順次、納骨堂へと納められ、篤志献体することで人生最後の社会貢献を果たされた成願会員の皆様は、この日ようやく安息の場に辿りつくことができました。
これで、安心して手を合わせる場所ができましたと、寂しさのなかにもほっとした表情のご遺族の笑顔が印象的な納骨式でした。
引き続き、参列者は紅葉の赤も鮮やかな東北大学医学部の敷地内に建立されている「献体の碑」の前にて、「成願者芳名録奉納式」に臨みました。

今年度、お名前が奉納された成願者は、平成30年度内に成願された96名の方々です。この日をもって、献体の碑には1,745名の成願者のご芳名が奉納されたことになります。
今年は、ご遺族の方々の篤志で、献体の碑の花輪も新しく架け替えられました。心から感謝申し上げます。
葛岡墓園とともに、この献体の碑にも、一年を通してたくさんの方が足を運ばれ、手を合わせてくださいます。
献体を全うされた故人の篤志を深く讃えつつ、安らかなる永遠の眠りをお祈りいたします。