令和4年12月1日(木)午前10時より、仙台国際センター《大ホール》および《桜》(リモート会場)において、令和4年度東北大学・東北医科薬科大学合同慰霊祭が行われました。

歯止めがかからない新型コロナウイルス感染拡大に伴い宮城県では前日に「みやぎ医療ひっ迫危機宣言」が発令されるなど、今年も厳しい状況下ではありましたが、参列されるご遺族に人数制限は設けず、一方で300名の学生については、昨年同様《大ホール》と隣接する《桜》に分散しての参列という形式をとって開催することができました。

今年度の慰霊対象者は、令和3年9月1日から令和4年9月30日までの間に成願されました東北大学白菊会会員様109名、ならびに東北大学病院での病理解剖にご協力くださいました22名の患者様となり、約600名の参列者全員が故人様の医学への貢献に感謝しつつ安らかなる永遠の眠りをご祈念いたしました。
静謐な空気が漂うなか131名お一人おひとりのお名前が読み上げられたのち、八重樫伸生東北大学医学部長による祭文が捧げられました。
続いて、2大学3学部の学生約300名を代表し東北大学歯学部2年望月千雅さんを始め、教員代表として後岡広太郎東北大学医学部教室員会委員長代理、当会安川一理事長より慰霊の言葉が捧げられました。
その後、ご遺族代表鈴木和夫様を筆頭に当会安川理事長、八重樫東北大学医学部長、髙橋東北大学歯学部長、大野東北医科薬科大学医学部長、冨永東北大学病院長ら教職員に続き、2大学3学部からの代表学生が《億萬劫光輝秀霊》の標柱に向かい御霊の安らかならんことを祈りつつ白菊を手向けました。
式典は、大野東北医科薬科大学医学部長の御礼の言葉で幕を閉じました。
最後に、ご遺族、当会役員、学生の順に全員が白菊を手向け、会場を後にしました。