令和3年10月20日(水)午後1時より、仙台国際センター《大ホール》およびリモート会場《桜》において、令和3年度東北大学・東北医科薬科大学合同慰霊祭が行われました。
夏以降も緊急事態宣言が発令されるなど、なかなか終息の目途が立たない新型コロナウイルス感染拡大ですが、大学側としては参列されるご遺族、そして300名もの学生の安全に充分配慮した運営を検討した結果、学生を《大ホール》と隣接する《桜》に分散させた形式で開催とすることにいたしました。また、仙台市のコロナ対策に準じ、参集人数を500名以下に抑えるべく、昨年に引き続き一般会員様のご参列はご遠慮いただくことになりました。
今年度は、令和2年10月1日から令和3年8月31日までの間に成願されました東北大学白菊会会員様80名、ならびに東北大学病院での病理解剖にご協力くださいました45名の故人様へ心からの感謝をお伝えし、安らかなる永遠の眠りをお祈りいたしました。

静謐な空気が漂うなか125名お一人おひとりのお名前が読み上げられたのち、冨永悌二東北大学病院長による祭文が捧げられました。
続いて、2大学3学部の学生約300名を代表し東北大学医学部医学科2年北山智沙子さんを始め、教員代表として大田英揮東北大学医学部教室員会委員長、当会髙崎晞理事長より慰霊の言葉が捧げられました。
その後、ご遺族代表大脇廣子様を筆頭に当会安川一理事、八重樫伸生東北大学医学部長、髙橋信博東北大学歯学部長、福田寛東北医科薬科大学医学部長、冨永東北大学病院長ら教職員に続き、2大学3学部からの代表学生が《億萬劫光輝秀霊》の標柱に向かい御霊の安らかならんことを祈りつつ白菊を手向けました。
式典は、八重樫東北大学医学部長の御礼の言葉で幕を閉じました。
最後に、ご遺族、当会役員、学生の順に全員が白菊を手向け、会場を後にしました。
なお、この式典の模様はダイジェスト版でご覧いただくことができます。