令和元年11月21日(木)午後2時より、仙台国際センター大ホールにおいて、令和元年度東北大学・東北医科薬科大学合同慰霊祭が行われました。
今年度は、平成30年10月1日から令和元年9月30日までの間に成願されました東北大学白菊会会員107名、ならびに東北大学病院での病理解剖にご協力くださいました50名の故人様へ心からの感謝をお伝えし、安らかなる永久の眠りをお祈りするため、県内外から1,050名もの方々が参列されました。

静謐な空気が漂うなか157名お一人おひとりのお名前が読み上げられたのち、福田寛東北医科薬科大学医学部長による祭文が捧げられました。
続いて、2大学3学部の学生317名を代表し、東北大学歯学部2年の山口琢磨さんを始め、教員代表後岡広太郎氏、当会理事長高崎晞より慰霊の言葉が手向けられました。
医学の発展のために献体或いは病理解剖にご協力くださった故人の崇高な志は、東北大学混声合唱団(指揮:末光眞希教授)による「鎮魂歌」ならびに「白菊讃歌 友よ」の奉唱により参列された方々の心に深く静かに染み入ったことと思われます。
会場のあちこちで、光る涙が印象的な式典となりました。なかには、故人様の写真を胸に参列されたご遺族の姿もみえました。
式典は、佐々木啓一東北大学歯学部長の御礼の言葉で終祭となり、最後に参列者お一人おひとりが御霊の安らかならんことを祈りつつ、ご霊前に清らかな白菊が捧げられました。
東北大学白菊会を代表して献花された安川一理事は「とても荘厳な雰囲気に感動し、あらためて入会してよかったと感じました」と振り返っていました。
また、会員である友人に誘われて参列されたという方々からは、後日、事務局宛てに入会案内を求めるお電話が何件もありました。