桜咲き誇る季節。
2年生に進級した医学部・歯学部の学生たちを待ち受けているのが、解剖学実習です。約4か月間にもわたる解剖学実習は、机上の学びからは得られない「人体構造の真実と多様性」を学ぶ機会として、また、医療人としての心のあり様を涵養する大切な場として、医学教育の根幹を為す大切な時間となります。
その第一日目のガイダンスの時間に、私たち白菊会役員も参画させていただいております。目的は、篤志献体の意義と、献体を志した会員の思いを直接学生たちに語りかけることで、これから向き合う「ご献体」への畏敬の念を心に留めていただきたいという、すべての会員の願いを代弁することにあります。
今年度は、4月2日に東北大学医学部医学科、4月9日に東北医科薬科大学医学部、5月11日には東北大学歯学部という日程でガイダンスが開催され、高崎理事長始め当会役員が参加いたしました。


篤志献体を志す白菊会会員の思いが総勢298名の学生たちの胸にどのように届き、より良き医療人への第一歩を踏み出す一助となりえたかどうかは、実習終了後の学生たちの感想文に表れております。
なお、学生たちの声の一部は「会報しらぎく」誌上でもご覧いただけます。